英検準2級の難易度|合格に必要なスコアと3級・2級との差
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英検準2級を調べると、「合格率は30%台」という数字をよく見かけます。3人に1人しか受からないと聞くと、身構える方もいると思います。ところが、英検の公式サイトでは級ごとの合格率は公表されていません。合否を決めているのは合格率ではなく、技能ごとのスコアです。では、どの技能でどのくらい取れれば、準2級に届くのでしょうか。
ポイント
英検準2級のレベルは高校中級程度で、3級(中学卒業程度)と2級(高校卒業程度)の間にあります。合否は英検CSEスコアで決まり、一次はリーディング・リスニング・ライティングに600点ずつ、合計1800点満点のうち1322点、二次の面接は600点満点のうち406点が合格基準です。各技能6割程度の正答が目安で、問題数の少ないライティングにも同じ600点が配分されている点が、独学で準備するときの分かれ目になります。
準2級は高校中級程度で、3級と2級の間にある
英検の公式サイトでは、各級のレベルを次のように示しています。
| 級 | レベル | 試験で問われる技能 |
|---|---|---|
| 3級 | 中学卒業程度 | 一次:リーディング・ライティング・リスニング/二次:面接 |
| 準2級 | 高校中級程度 | 一次:リーディング・ライティング・リスニング/二次:面接 |
| 準2級プラス | 高校上級程度 | 一次:リーディング・ライティング・リスニング/二次:面接 |
| 2級 | 高校卒業程度 | 一次:リーディング・ライティング・リスニング/二次:面接 |
3級から準2級に上がっても、試験の組み立ては同じです。一次で読む・聞く・書くの3技能、二次で話す力を問われます。変わるのは、扱う話題と使う語句の幅です。公式は、準2級を「日常的な話題について、概要を捉えたり、情報や自身の考えを基本的な語句を用いながら伝えることができる」レベルとしています。
準2級と2級の間には、高校上級程度の準2級プラスがあります。準2級に受かったあと、2級の前にもう一段階を挟むこともできます。
合否は合格率ではなく、英検CSEスコアで決まる
英検の合否は、英検CSEスコアで判定されます。技能ごとにスコアが出て、その合計が合格基準スコアに届いているかで決まります。合格基準スコアは固定されていて、回によって変わりません。
一次試験の合格基準スコア
- 2級1,520/1,950点
- 準2級プラス1,402/1,875点
- 準2級1,322/1,800点
- 3級1,103/1,650点
二次試験(面接)の合格基準スコア
- 2級460/650点
- 準2級プラス427/625点
- 準2級406/600点
- 3級353/550点
棒の長さは、満点に対する合格基準スコアの割合です。上の級ほど満点も合格基準も上がり、満点に対して求められる割合も少しずつ高くなります。ただし、スコアの割合は正答率と同じではありません。
準2級の一次は、リーディング・リスニング・ライティングにそれぞれ600点が配分されています。ここで見落としやすいのは、配分が問題数に関係なく均等だという点です。
一次の問題数は、リーディング29問、リスニング30問に対して、ライティングは2題です。それでも、ライティングにはほかの技能と同じ600点が割り当てられています。長文が読めてリスニングもそこそこ取れる、という状態でも、ライティングで点が伸びないと合計が1322点に届きにくくなります。
正答数で何問取れば合格という目安は、公式は示していません。スコアは回ごとの採点結果から統計的に出されるので、同じ正答数でも回によってスコアが変わるからです。目安として公式が挙げているのは、2016年度第1回の一次試験で、2級以下では各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格した、という結果です。
一次試験は80分と約25分、二次は約6分の面接
準2級の一次試験は、リーディング・ライティングが80分、リスニングが約25分です。二次試験は約6分の面接で、一次に合格した方だけが受けられます。
| 技能 | 内容 |
|---|---|
| リーディング | 29問(短文の語句空所補充15・会話文の空所補充5・長文の語句空所補充2・長文の内容一致選択7) |
| ライティング | 2題(Eメール・英作文) |
| リスニング | 30問(3つのパートに10問ずつ。放送は1回) |
| 面接 | 約6分 |
この形式は、2024年度第1回から変わったものです。リーディングが37問から29問に減り、ライティングがEメールを加えた2題になり、リーディング・ライティングの時間が75分から80分に延びました。古い参考書や過去問には、ライティング1題の形式のものがあります。
2026年度の検定料は、本会場で8,400円(税込)です。
独学で届くかは、ライティングを練習できるかで分かれる
準2級は、市販の問題集と公式の過去問で準備できる試験です。公式サイトでは、一次試験の過去1年分(3回分)の問題・リスニングの原稿と音源・解答が無料で公開されています。
独学で進めやすいのは、次のような方です。
- 3級に合格している、または中学の英語をひととおり読める
- 英作文を書いて、自分で見直す時間を取れる
- リスニングの音源を毎日少しずつ聞ける
3つ目までは、一人でも進められます。難しいのはライティングで、書いた英文がどの程度点になるかを自分では判断しにくいところです。公式は準2級のライティングについて、採点の観点と注意点を公開しています。書いた答えをその観点で見直すか、添削を受けられる教材を使うと、600点のうち取りこぼしている所がわかります。
一方、中学の英語の文法や語句に不安が残っている場合は、準2級の問題集から入ると、どこでつまずいているかがわかりにくくなります。3級の範囲を先に確かめておくほうが、結果として早く準2級に届きます。
準備にかかる時間の目安は、今の英語力と1日に取れる時間で変わります。
英検準2級の勉強時間はどのくらい?目安とスケジュールの立て方英検準2級の合格に必要な勉強時間の目安を英語力別に解説します。1日の勉強時間別スケジュール例、試験日から逆算した計画の立て方、スキマ時間の活用法もまとめました。
無料で公開されている3回分の過去問と、形式が変わる前の回の使い方は、次の記事にあります。
英検準2級の過去問|無料の3回分と形式変更前の回の使い分け英検準2級の過去問は、公式サイトで直近3回分の一次試験が問題・音声・解答つきで無料で使えます。2024年度に形式が変わり、それより前の回は英作文が1題です。始める時期と、技能ごとの点数の見方もまとめました。
まとめ
英検準2級は高校中級程度で、3級と同じ組み立てのまま、話題と語句の幅が広がる級です。合格率は公表されておらず、合否は一次1322点・二次406点という固定のスコアで決まります。各技能に600点ずつ配分されているので、問題数の少ないライティングでも、ほかの技能と同じだけ点を取りにいく必要があります。過去問を解いたら、技能ごとに6割に届いているかを確かめ、届いていない技能から準備を進めます。
英検準2級の勉強法【独学で合格するための順番と進め方】英検準2級を独学で合格するための勉強の順番を解説します。単語・リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの技能別対策とスキマ時間の活用法をまとめました。


