英検準2級の過去問|無料の3回分と形式変更前の回の使い分け
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過去問は、単語や文法をひととおり覚えてから解くものだと思われがちです。英検準2級では、問題の形式が毎回決まっているので、早めに1回解くと、どの技能に時間をかけるかがはっきりします。迷いやすいのは、どの回を解くかです。2024年度に形式が変わったため、手に入る過去問のすべてが今の試験と同じ形ではありません。では、無料で使える分と市販の問題集を、どう組み合わせればいいでしょうか。
ポイント
英検準2級の一次試験は、公式サイトで過去1年分(3回分)の問題冊子・リスニング音源・解答が無料で使えます。2024年度第1回から英作文が2題になったので、それより前の回はライティングの練習には足りません。1回目は勉強を始めてすぐに解き、各技能で6割前後取れるかを目安に見ます。
公式サイトで無料で使える過去問
英検の公式サイトでは、準2級の一次試験の過去問を過去1年分、3回分公開しています。1回分ごとに使えるのは次のものです。
- 問題冊子(PDF)
- リスニング原稿(PDF)
- リスニング音源(Part1〜3)
- 解答(PDF)
公開されているのは、本会場と準会場のF日程で実施した回です。二次試験(面接)は過去問ではなく、サンプル問題のPDFと、入室から退室までの流れをアニメーションで見られる「バーチャル二次試験」が用意されています。
最新の回と、ダウンロードできる範囲は、英検公式サイトの準2級の過去問・試験内容で確かめられます。
3回分あれば、勉強を始めたときの確認に1回、仕上げに2回と分けて使えます。それより多く解きたい場合は、市販の過去問集を足すことになります。
2024年度の形式変更と、古い過去問の使い方
準2級は、2024年度第1回から問題の形式が変わりました。
| 項目 | 2023年度まで | 2024年度第1回から |
|---|---|---|
| リーディング | 37問 | 29問(短文の語句空所補充を5問、長文の語句空所補充を3問減らした) |
| ライティング | 英作文1題(意見論述) | 2題(Eメールへの返信を追加) |
| リーディング・ライティングの時間 | 75分 | 80分 |
| リスニング・二次試験 | ― | 変更なし |
公式サイトで無料で使える3回分は、どれも今の形式です。一方、市販の過去問集に2023年度以前の回が入っている場合、その回はEメールの問題がなく、リーディングの問題数も今より多くなっています。
古い回が使えないわけではありません。リーディングの長文や語彙の問題、リスニングは、今の試験でも同じ形式の問題が出ます。使えないのは、時間を計って本番どおりに解く練習と、Eメールの問題の練習です。
始める時期と、点数の見方
1回目は勉強を始めてすぐに解く
1回目は、テキストや単語帳に入る前か、入ってすぐに解きます。この時点の点数で、合格に届くかを判断する必要はありません。見るのは、技能ごとの正答率と、どの問題で時間が足りなくなったかです。
リーディングの語彙の問題で落としているなら単語帳に、リスニングで落としているなら音声を聞く時間に、それぞれ多く時間をかけることになります。
本番と同じ条件で解く
2回目からは、本番と同じ時間で解きます。
- リーディング・ライティング:80分
- リスニング:約25分
- 辞書やテキストを見ない
80分の中には、英作文2題を書く時間も入っています。リーディングに時間をかけすぎると、英作文が書ききれなくなります。1回解いたら、リーディングとライティングにそれぞれ何分かかったかを書き残しておくと、次の回で時間の配分を決めやすくなります。
6割前後を目安に見る
英検の合否は、正答数ではなく、技能ごとに換算した英検CSEスコアで決まります。そのため、公式は何問正解すれば合格かを示していません。ただ、公式の説明では、2016年度第1回の一次試験で、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格しています。
過去問の点数は、合計ではなく技能ごとに見ます。英検CSEスコアは、問題数に関係なく技能ごとに均等に配分されています。準2級のライティングは2題だけですが、29問あるリーディングと同じだけのスコアがあります。リーディングで点を取れていても、英作文が書けていなければ、その分を取り返すのは難しくなります。
解いたあとの見直し方
リーディング
まちがえた問題は、知らない単語が原因か、文の意味を取りちがえたのかを分けます。単語が原因なら単語帳に足し、文の読み取りが原因なら、解答を見たあとで本文のどこに答えがあったかを確かめます。
リスニング
公式サイトの過去問には、リスニング原稿もついています。まちがえた問題は、原稿を見ずにもう一度聞き、それから原稿で聞き取れなかった部分を確かめます。準2級のリスニングは、放送が1回だけです。聞き直して答えられる問題でも、本番では1回で聞き取る必要があります。
ライティング
Eメールと意見論述の2題とも、書いたものを解答の例と比べます。語数・内容・文法のどこで差があるかを見ます。採点の観点は、公式サイトの「ライティングテストの採点に関する観点および注意点(準2級)」に書かれています。
まとめ
英検準2級の過去問は、公式サイトの3回分が今の形式で、問題・音源・解答までそろっています。1回目は勉強を始めてすぐに解いて、技能ごとの正答率から時間をかける技能を決めます。仕上げでは、2024年度以降の回を本番と同じ80分・約25分で解き、各技能6割前後に届くかを確かめます。2023年度以前の回は、時間を計る練習ではなく、長文やリスニングの演習に回せます。
過去問のあとに、どの技能から進めるかは勉強法の記事で整理できます。
英検準2級の勉強法【独学で合格するための順番と進め方】英検準2級を独学で合格するための勉強の順番を解説します。単語・リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの技能別対策とスキマ時間の活用法をまとめました。
一次試験に合格したあとの面接の流れは、次の記事にまとめています。
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