「英検って意味あるの?社会人にはTOEICの方がいいんじゃないの?」と思っている方は多いと思います。結論からいうと、英検は目的によって意味がある場合とない場合があります。TOEICの方がビジネスシーンで重視されるのは事実ですが、英検にしかないメリットも存在します。この記事では、英検が意味ないと言われる理由と、それでも受ける価値がある理由を正直に解説します。
- 英検が「意味ない」と言われる理由
- TOEICとの違い・使い分け方
- 社会人・主婦が英検を受けるメリット
- どんな人に英検がおすすめか
英検が「意味ない」と言われる理由
英検に否定的な意見が出る背景には、いくつかの理由があります。
理由①:社会人はTOEICが重視される
多くの企業では、採用や昇進の英語力基準としてTOEICのスコアを用いています。英検の合否よりもTOEICのスコアの方が、ビジネスの場では伝わりやすいのが実態です。
転職や昇進を英語力でアピールしたい場合、英検よりTOEICの方が即効性があるのは事実です。
理由②:受かっても話せるとは限らない
英検2級を持っていても、英語で会話ができないという人は珍しくありません。試験対策と実際の会話力は別物で、これは英検に限らずどの英語試験でも同じです。
理由③:中途半端な級では評価されにくい
社会人が英検を履歴書に書いて評価されるのは、一般的に2級以上からです。準2級や3級では「学生の頃に取った資格」と見なされやすく、アピールになりにくい面があります。
これらは一面的な見方ではありますが、的外れではありません。英検がすべての人に意味があるわけではないというのが正直なところです。
英検とTOEICの違い
英検とTOEICは目的も性質も異なる試験です。
| 項目 | 英検 | TOEIC |
|---|---|---|
| 目的 | 英語4技能の総合力を測る | ビジネス英語の実用力を測る |
| 出題内容 | 日常・教養・社会的な話題 | ビジネスシーン中心 |
| 技能 | 読む・聞く・書く・話す(4技能) | 読む・聞く(2技能) |
| 評価方法 | 合否(級ごと) | スコア(990点満点) |
| 有効期限 | なし(永続) | なし |
| 受験者層 | 学生中心・社会人も一定数 | 社会人・大学生が中心 |
最大の違いは「4技能か2技能か」 です。TOEICはリスニングとリーディングのみですが、英検はライティングと二次試験のスピーキングも含みます。英語で書く・話す力を客観的に証明したい場合は、英検の方が適しています。
社会人・主婦が英検を受けるメリット
目的を明確にして取り組めば、社会人・主婦にとって英検は十分意味があります。
メリット①:4技能の総合力を証明できる
TOEICがリスニングとリーディングのみなのに対し、英検はライティングとスピーキングを含む4技能すべてを測ります。英語でのプレゼンやメール作成のスキルも含めてアピールしたい場合は英検が有利です。
メリット②:合格資格は一生有効
英検は一度取得した級が永続的に有効です。TOEICも有効期限はありませんが、スコアは時間とともに古くなったと見なされることがあります。英検の合格級は時間が経っても「取得した事実」として残ります。
メリット③:段階的にステップアップできる
英検は5級から1級まで7段階(2025年度から準2級プラスが加わり8段階)あり、自分の英語力に合った級から挑戦できます。TOEICは全員が同じ問題を解くため、英語力が低い段階では歯が立たないこともあります。英検は「今の自分に合ったレベル」から始めやすい点が独学向きです。
メリット④:学び直しの動機づけになる
「合格する」という明確な目標があるため、勉強が続きやすいのが英検の強みです。スコアが伸びても達成感を感じにくいTOEICと比べ、合否がはっきりするので区切りをつけやすいです。
英検とTOEIC、どっちを受けるべき?
目的で選ぶのが正解です。
| こんな人は… | おすすめ |
|---|---|
| 転職・昇進で英語力をアピールしたい | TOEIC |
| ビジネスで英語を使う予定がある | TOEIC |
| 英語4技能を総合的に鍛えたい | 英検 |
| 自分のレベルに合った目標を持ちたい | 英検 |
| 子どもと一緒に英語を学び直したい | 英検 |
| スキマ時間で独学したい主婦・社会人 | 英検 |
どちらか一方が絶対に正解というわけではなく、「今の自分に何が必要か」で選ぶのが一番です。
まとめ
英検が意味ないとされるのは、主に「社会人のビジネスシーンではTOEICが主流」という理由からです。ただし、4技能の総合力を証明できる点・一生有効な資格である点・段階的に目標設定できる点は英検にしかない強みです。転職や昇進が直近の目標であればTOEICを優先すべきですが、英語力を総合的に身につけながら資格取得も目指したいなら英検は十分選ぶ価値があります。英検準2級の難易度や勉強法については、以下の記事も参考にどうぞ。
→ 英検準2級の難易度は?合格率・レベルを解説 → 英検準2級の勉強法【独学で合格するための順番】
