ITパスポートと基本情報技術者試験の違いは?どっちを受けるべき?

「ITパスポートと基本情報技術者試験、どっちを受ければいいの?」と迷っている方に向けて、2つの試験の違いとどちらを受けるべきかを解説します。結論からいうと、IT知識の基礎を身につけたい社会人・主婦にはITパスポート、エンジニアを目指す方には基本情報技術者試験が向いています。

この記事でわかること
  • ITパスポートと基本情報技術者試験の違い
  • 難易度・合格率の比較
  • どちらから受けるべきかの判断基準
  • ITパスポートから基本情報へのステップアップ
目次

ITパスポートと基本情報技術者試験の基本比較

どちらもIPA(情報処理推進機構)が実施するIT系国家資格で、CBT方式で随時受験できます。

比較項目ITパスポート基本情報技術者試験
レベルレベル1(入門)レベル2(基礎)
対象者すべての社会人・学生ITエンジニアを目指す人
試験時間120分科目A:90分+科目B:100分
問題形式四択100問のみ科目A:四択60問+科目B:多肢選択20問
合格率約50%約25〜40%
受験料7,500円(税込)7,500円(税込)

受験料は同額ですが、難易度・試験時間・出題内容に大きな違いがあります。

出題内容の違い

両試験とも「ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系」の3分野から出題される点は共通ですが、内容の深さと追加科目が異なります。

ITパスポート

  • 3分野からIT活用に必要な基礎知識を広く浅く問う
  • すべて四択の選択問題
  • アルゴリズム・プログラミングの問題はなし

基本情報技術者試験

  • 科目A:ITパスポートより専門的・発展的な内容
  • 科目B:アルゴリズム・プログラミング(擬似言語)・セキュリティの応用問題
  • 科目Bが最大の難関で、論理的思考力が求められる

最大の違いは科目Bのアルゴリズム・プログラミング問題の有無です。ITパスポートにはこの科目がなく、基本情報技術者試験で最も難しいと感じる受験者が多い部分です。

難易度・合格率の違い

ITパスポートの難易度はレベル1で合格率は50%前後、基本情報技術者試験はレベル2で合格率は40%前後です。

合格率の差は約10〜20%ですが、体感的な難易度の差はそれ以上です。科目Bのアルゴリズム問題は、IT未経験者にとってまったく異なる種類の思考力が必要になります。

どちらを受けるべきか

ITパスポートから受けるのがおすすめな人

  • IT知識をゼロから体系的に学びたい
  • 事務職・営業職などIT以外の職種でITリテラシーをアピールしたい
  • 育児や仕事の合間にスキマ時間で独学したい
  • まずは合格体験を積んでから上を目指したい

基本情報技術者試験から受けるのがおすすめな人

  • ITエンジニア・プログラマーを目指している
  • 情報系の学校に通っていてIT基礎知識がある
  • 就職・転職でエンジニアとしての実力をアピールしたい
  • ITパスポートはすでに持っている

ITパスポートをスキップして基本情報から受けることもできる

両試験とも受験資格はなく、どちらから受けてもかまいません。ただしITパスポートを取得してから基本情報技術者試験に挑む流れが初心者におすすめとされています。ITパスポートで基礎を固めた後の方が、基本情報の科目Aは取り組みやすくなります。

ITパスポートから基本情報へのステップアップ

ITパスポート合格後、間を空けずに基本情報技術者試験に挑戦するのが効率的です。科目Aの内容がITパスポートと重複しているため、知識が新鮮なうちに進めると勉強時間を短縮できます。

ステップアップの目安

  • ITパスポート合格後、1〜3ヶ月以内に基本情報の勉強を開始
  • 科目Aは復習程度に抑えて、科目Bのアルゴリズム対策に集中する
  • 科目Bは過去問を繰り返し解いてパターンに慣れることが合格のカギ

まとめ

ITパスポートはすべての社会人向けのIT入門資格、基本情報技術者試験はエンジニアを目指す方向けの実践資格です。IT未経験・非エンジニアの方はまずITパスポートから、エンジニア志望の方は基本情報から直接挑戦するのが現実的な選択です。ITパスポートの具体的な勉強法については、以下の記事も参考にどうぞ。

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このサイトの運営者

なつきのアバター なつき 30代・育児中・元設計職

英検2級|簿記3級|電気工事士|ITパスポート

育児のスキマ時間に独学で資格を取得。宅建は落ちたりFPは途中でやめたりしながらも、合格のコツをまとめています。

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