「育休中に資格を取りたいけど、育児と両立できるか不安」「そもそも育休中に資格を取る意味はある?」と迷っている方に向けて、育休中の資格取得のメリットと現実的な進め方を解説します。結論からいうと、育休中の資格取得はおすすめです。ただし、育児のスケジュールに合わせた無理のない進め方を選ぶことが大切です。
- 育休中に資格を取るメリット
- 育休中に向いている資格の選び方
- 育児と勉強を両立するための現実的な進め方
- 育休中に特におすすめの資格
育休中に資格を取るメリット
①復職・転職のアピールポイントになる
育休中に資格を取得することで、復職時に「育休中も学び続けていた」という意欲をアピールできます。資格は専門知識を持っていることの証明であると同時に、学ぶ姿勢が高いことを示す証明にもなります。
長期の育休後に元のポジションにスムーズに戻れるだけでなく、資格によってはキャリアアップや転職の選択肢が広がります。
②社会とのつながりを感じられる
育休中は24時間育児中心の生活が続き、「社会から取り残されている気がする」と感じる方も少なくありません。資格取得を目標にして勉強に取り組むことで、自分だけの目標ができ、生活にメリハリが生まれます。
子どもが寝ている間の30分でも「何かに挑戦している時間」があることが、自信ややりがいにつながります。
③育休期間は勉強に向いている
会社員として働いているときに比べて、通勤時間がなく、自宅で過ごす時間が増えます。育児のスキマ時間をうまく活用できれば、まとまった学習時間を確保できます。
政府も育休中のリスキリングを後押しする動きを進めており、育休を学びの機会として活用することへの社会的な理解も広まっています。
④資格の有効期限がないものが多い
今回取得しても、すぐに活かせる状況でなくても問題ありません。英検・漢検・色彩検定・簿記などは有効期限がないため、育休中に取得しておいて数年後の再就職活動で活用できます。
育休中に向いている資格の選び方
育休中に資格を選ぶポイントは次の3つです。
①独学で合格できるか スクールや通学が必要な資格は育児中には難しいです。テキストとアプリで独学できるものを選びましょう。
②受験日が柔軟か 年1回しか受験できない試験は、体調や育児の都合で受験機会を逃すリスクがあります。CBT方式(随時受験)や年複数回実施の試験が育休中向きです。
③必要な勉強時間が現実的か 育児中に確保できる勉強時間は1日30分〜1時間程度が現実的です。合格に必要な時間が100〜200時間以内のものから始めるのがおすすめです。
育休中に特におすすめの資格
①色彩検定3級
勉強時間の目安30〜40時間・合格率約75%で、育休中に取れる資格の中で最もハードルが低いです。マークシート方式のみで記述なし、スマホアプリでスキマ学習もしやすいです。
②漢検3級
勉強時間の目安40〜60時間・合格率約50%。子どもの漢字学習のサポートにも役立つため、育児と勉強が連動する珍しい資格です。

③ITパスポート
勉強時間の目安100〜150時間・合格率約50%。CBT方式で受験日を自由に選べるため、育休中のスケジュールに合わせやすいです。デジタル化が進む職場への復職・転職でアピールできます。

④日商簿記3級
勉強時間の目安約100時間・合格率約40〜50%。ネット試験(随時受験)があり、準備が整ったタイミングで受験できます。経理事務パートの求人でアピールできるため、再就職を見据えた方に特に人気です。

⑤FP3級
勉強時間の目安約80〜100時間・合格率約70〜85%。保険・年金・住宅ローン・教育費など、育児中に実感しやすいお金の知識が身につきます。生活に直結する内容なので、勉強しながら「これ知りたかった」と感じる場面が多い資格です。
育児と勉強を両立するための現実的な進め方
子どもの月齢に合わせてスタート時期を決める
生後0〜3ヶ月は育児で手一杯で勉強どころではない場合がほとんどです。生活リズムが少し整ってくる生後4〜6ヶ月以降からスタートすることをおすすめします。
| 時期 | 勉強の目安 |
|---|---|
| 生後0〜3ヶ月 | 勉強より体を休めることを優先 |
| 生後4〜6ヶ月 | 1日5〜10分のスキマ学習からスタート |
| 生後7ヶ月〜 | お昼寝中に30分〜1時間の勉強が可能になることも |
| 1歳以降 | 保育園・一時保育を利用して勉強時間を確保 |
スキマ時間を徹底活用する
育休中に確保できる勉強時間は、お昼寝中・授乳中・子どもが一人遊びしている時間などのスキマ時間が中心になります。
- お昼寝中:テキストを読む・問題集を解く
- 授乳中:スマホアプリで一問一答
- 夜の寝かしつけ後:1日の復習・暗記
1日の目標を「5分」から始める
「毎日30分勉強する」と決めると、できない日が続いたときに挫折しやすいです。まずは「毎日5分・1問だけ」という低いハードルから始めましょう。育児のペースに合わせながら少しずつ時間を増やしていく方が長続きします。
先に試験を申し込む
CBT方式やネット試験は事前に受験日を申し込むことができます。「○ヶ月後に受験する」と決めてしまうことで、ダラダラ先延ばしにしにくくなります。
まとめ
育休中の資格取得はメリットが大きく、復職・転職のアピール・社会とのつながり・育児のメリハリになるという3つの効果が期待できます。大切なのは子どもの月齢とライフスタイルに合わせた無理のない進め方を選ぶことです。まずは合格率が高く勉強時間が短めの色彩検定3級や漢検3級からスタートして、成功体験を積み重ねながら次の目標に進む流れがおすすめです。各資格の詳しい勉強法については以下の記事も参考にどうぞ。


