「簿記3級って何から始めればいいの?」「仕訳ってどうやって覚えるの?」という方に向けて、合格するための勉強の順番と進め方をまとめました。結論からいうと、簿記3級はテキストで仕訳の仕組みを理解して→問題を繰り返し解く→過去問で仕上げるという3ステップで独学合格できます。暗記より「理解」が合格のカギです。
簿記は最初の仕訳の概念さえつかめれば、あとは繰り返すほど力がついてきます。まず全体の流れをつかんでみましょう。
勉強時間の目安やスケジュールを知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。


- 簿記3級の勉強の順番と進め方
- 仕訳の効率的な覚え方
- 問題別の対策方法
- スキマ時間を使った勉強のコツ
勉強を始める前に:まず仕訳の概念をつかむ
簿記3級の勉強で最初につまずくのが「借方・貸方」の概念です。左右どちらに書くかのルール(ホームポジション)を最初にしっかり理解することが、合格への最短ルートです。
- 資産・費用 → 増えたら借方(左)
- 負債・純資産・収益 → 増えたら貸方(右)
このルールを理解してから問題を解き始めると、仕訳が暗記ではなく「考えて解くもの」になります。丸暗記で進めてしまうと、応用問題でつまずいて行き詰まります。
簿記3級の勉強の順番
STEP1:テキストで仕訳の基礎を固める
まずテキストを通読して、簿記の仕組みと仕訳の基礎を理解します。商業簿記の基本的な取引(仕入・売上・現金・預金など)から始まり、決算整理仕訳・財務諸表の作成まで流れをつかみましょう。
テキストは1冊に絞るのがポイントです。何冊も買い込むより、1冊を繰り返す方が知識が定着します。おすすめのテキストはこちらの記事で詳しく紹介しています。


STEP2:仕訳問題を繰り返し解く
テキストを読んだら、仕訳問題を繰り返し解きます。第1問の仕訳問題は配点が45点と最も高く、ここで確実に得点できるかどうかが合否を左右します。
間違えた問題には印をつけて、何度も解き直しましょう。同じ問題を繰り返すことで、取引パターンが自然と頭に入ってきます。仕訳の練習には電卓も必要です。電卓の選び方はこちらの記事をご覧ください。


STEP3:第2問・第3問の形式に慣れる
仕訳の基礎が固まったら、第2問・第3問の問題形式に慣れていきます。
第2問(勘定記入・補助簿など)は出題パターンが決まっているため、過去問を繰り返すことで対応できるようになります。
第3問(財務諸表・精算表など)は最初は難しく感じますが、仕訳の仕組みを理解していれば解けるようになります。「精算表は仕訳問題の集合体」と考えると取り組みやすくなります。
STEP4:過去問で総仕上げ
3問すべての対策ができたら、過去問を繰り返し解いて総仕上げをします。ネット試験はCBT方式のため過去問が非公開ですが、市販の予想問題集や模擬問題集で対応できます。
本番と同じ60分で時間を計りながら解く練習をしておくと、時間配分に慣れておけます。
仕訳の効率的な覚え方
取引の「増減」から考える
仕訳を覚えるコツは、「何が増えて何が減ったか」を考えることです。
例:商品を現金で仕入れた場合
- 商品(資産)が増えた → 借方
- 現金(資産)が減った → 貸方
取引の内容を「資産・負債・費用・収益」のどれに当たるかを判断してから、ホームポジションに当てはめると自然に仕訳が書けるようになります。
勘定科目は問題を解きながら覚える
勘定科目はテキストを眺めて暗記しようとするより、実際に問題を解きながら覚える方が定着します。「売掛金」「買掛金」「未払金」など似た名前の科目も、問題の文脈の中で繰り返し出てくることで区別できるようになります。
スキマ時間を使った勉強のコツ
簿記3級は「書いて覚える」要素が多いため、スキマ時間でできることとまとまった時間が必要なことを分けておくと効率的です。
| シーン | 向いていること |
|---|---|
| 通勤・移動中 | 仕訳カードの確認・勘定科目の復習 |
| 家事の合間 | 勘定科目を声に出して覚える |
| 寝る前5分 | その日に間違えた仕訳を頭の中で復習 |
| まとまった時間 | 仕訳問題・第3問の練習・過去問 |
第3問の精算表・財務諸表はまとまった時間に集中して取り組みましょう。スキマ時間の活用についてはこちらもあわせてどうぞ。


やってはいけないNG勉強法
仕訳を丸暗記しようとする
仕訳を丸暗記で進めると、応用問題やひっかけ問題に対応できなくなります。「なぜそうなるか」の理屈を理解してから覚えましょう。
テキストを読むだけで終わらせる
簿記3級は書いて解く練習をしないと力がつきません。テキストを読んだらすぐに問題を解く習慣をつけましょう。
第1問(仕訳)を軽視する
配点45点の第1問を疎かにすると、どんなに第3問を頑張っても合格点に届きません。仕訳問題を確実に得点できる状態にしてから次に進みましょう。
まとめ
仕訳の仕組みさえ理解できれば、あとは繰り返すほど必ず力がついてきます。まずテキストを1冊手に取るところから始めてみてください。
簿記3級は仕訳の理解を起点に、問題を繰り返し解くことで合格できます。第1問の仕訳問題(45点)を確実に得点できるよう集中して対策し、第3問の財務諸表・精算表を仕上げていく順番が効果的です。まず過去問を1回解いて現状を確認するところから始めましょう。










