「色彩検定を受けたいけど、3級とUC級どっちから始めればいいの?」と迷っている方に向けて、2つの級の違いと選び方を解説します。結論からいうと、色彩の基礎を体系的に学びたいなら3級・色のユニバーサルデザインに興味があるならUC級が向いています。
- 色彩検定UC級とはどんな試験か
- 3級とUC級の難易度・内容の違い
- どちらから受けるべきかの判断基準
- 3級とUC級を同時受験する方法
色彩検定UC級とは?
UC級は2018年に新設された色彩検定の級で、「色のユニバーサルデザイン(UC=Universal Color)」を学ぶ試験です。
色覚の多様性(色の見え方が人によって異なること)を正しく理解し、誰にとっても見やすい色使いができるようになることを目的としています。日本には色の判別がしにくい色覚特性を持つ方が300万人以上いるとされており、その知識を広く普及させることを目的として設けられた級です。
| 項目 | UC級 |
|---|---|
| 新設年 | 2018年 |
| 試験時間 | 60分 |
| 出題形式 | マークシート(一部記述あり) |
| 合格率 | 約78〜90% |
| 受験料 | 8,000円(税込) |
3級とUC級の違い
| 比較項目 | 3級 | UC級 |
|---|---|---|
| 学ぶ内容 | 色彩の基礎全般 | 色のユニバーサルデザイン |
| 難易度 | 入門〜基礎 | 3級と同等かやや易しい |
| 合格率 | 約75% | 約78〜90% |
| 上位資格への連続性 | 2級→1級へつながる | 独立した級 |
| 向いている人 | 色の基礎を体系的に学びたい | 色覚の多様性・UDに興味がある |
学ぶ内容の違い
3級で学ぶこと
- 光と色の仕組み
- 色の三属性(色相・明度・彩度)
- PCCS(色彩体系)
- 色彩心理・配色・ファッション・インテリアへの応用
- 慣用色名
UC級で学ぶこと
- 色が見える仕組み(目の構造)
- 色覚の多様性(色覚特性の種類と見え方の違い)
- 高齢者の色の見え方
- ユニバーサルデザインに配慮した配色の方法
- デザイン事例(標識・パッケージ・Webなど)
3級が「色そのものの知識を広く学ぶ」のに対し、UC級は「色覚の多様性に配慮した色の使い方」に特化した内容です。
どちらから受けるべきか
3級から受けるのがおすすめな人
- 色彩の基礎をゼロから学びたい
- ファッション・インテリア・デザインに色の知識を活かしたい
- 2級・1級へのステップアップを考えている
- 就職・転職で色彩の資格をアピールしたい
3級は2級・1級へとつながる基礎の位置づけです。上位資格を目指すなら3級から始めるのが自然な流れです。
UC級から受けるのがおすすめな人
- 色覚の多様性・ユニバーサルデザインに興味がある
- デザイン・医療・福祉・教育など、色覚に配慮が必要な仕事をしている
- 短期間でサクッと合格したい
- 3級はすでに持っていて次の学びが欲しい
UC級は3級・2級の上下に位置するものではなく、独立した級として設定されています。3級とは別の切り口の知識なので、どちらを先に受けても問題ありません。
3級とUC級を同日に受験できる
色彩検定は各級の試験時間が重ならないよう設定されているため、同日に複数の級を受験できます。
3級とUC級を同日に受験するメリットはこれです。
- 1回の試験日で2つの資格を取得できる
- 内容が一部重複しているため、勉強効率が上がる
- 受験会場に行く手間が1回で済む
3級とUC級には「色の見え方・色の基礎」で一部内容が重複しています。両方受験する場合は同日の併願がおすすめです。
まとめ
色彩検定3級とUC級はどちらも取り組みやすい試験ですが、学ぶ内容の方向性が異なります。色彩の基礎を体系的に身につけて2級・1級へつなげたいなら3級、色覚の多様性に配慮した色使いを学びたいならUC級が向いています。どちらか迷う場合は、同日に両方受験するのもおすすめです。3級の具体的な勉強法については、以下の記事も参考にどうぞ。


