「色彩検定を受けたいけど、3級とUC級どっちがいいの?」「そもそも何が違うの?」と迷っている方に向けて、2つの級の違いと選び方をまとめました。結論からいうと、色の基礎を広く学びたいなら3級、ユニバーサルデザインに関心があるならUC級が向いています。どちらも合格率は75〜80%以上で、独学で十分合格を狙える試験です。
どちらか迷っている人も、両方受けようか考えている人も、この記事を読めば自分に合った選択ができるようになります。
- 色彩検定3級とUC級の内容・難易度の違い
- それぞれに向いている人の特徴
- どちらを先に受けるべきか
- 併願受験のメリットと注意点
色彩検定3級とUC級の基本的な違い
まず2つの級を並べて比較してみましょう。
| 項目 | 3級 | UC級 |
|---|---|---|
| 内容 | 色彩の基礎全般 | 色のユニバーサルデザイン |
| レベル | 入門・基礎 | 独立した専門級 |
| 合格率 | 約75〜77% | 約83〜87% |
| 受験料 | 7,000円 | 6,000円 |
| 試験時間 | 70分 | 60分 |
| 試験回数 | 年2回(6月・11月) | 年2回(6月・11月) |
| 前提知識 | 不要 | 不要 |
UC級は2018年に新設された比較的新しい級で、1〜3級とは独立した位置づけです。「上級・下級」という関係ではなく、まったく別のテーマを扱う試験と考えるとわかりやすいです。
3級で学べること
色彩検定3級は、色に関する基礎知識を幅広く学ぶ入門の級です。
学べる主な内容はこちらです。
- 光と色の関係
- 色の三属性(色相・明度・彩度)
- PCCS(日本色研配色体系)
- 色彩心理・色彩調和
- ファッション・インテリアへの応用
- 慣用色名
色彩検定の上位級(2級・1級)は3級の内容を前提として出題されます。将来的に2級・1級を目指したい方は、3級から始めるのが基本的な流れです。
UC級で学べること
UC級は「色のユニバーサルデザイン」に特化した試験です。色覚の多様性に配慮した色使いについての知識を問われます。
学べる主な内容はこちらです。
- 色が見えるしくみ・色覚特性
- 色覚タイプ別の見え方の違い
- 高齢者の色の見え方
- ユニバーサルデザインの進め方
- 配色の改善方法・デザイン事例
「落とすための試験」ではなく、知識の普及・啓発を目的として設計された級のため、合格率が高めです。他の級の知識がなくても受験できる点も特徴のひとつです。
どちらを先に受けるべき?
3級を先に受けるべき人
- 色彩を基礎からしっかり学びたい
- 将来的に2級・1級まで目指したい
- ファッション・インテリア・デザインの仕事に活かしたい
- 色について幅広く学びたい
UC級を先に受けるべき人
- 福祉・教育・公共設計などの仕事に関わっている
- ユニバーサルデザインに関心がある
- 短期間で合格しやすい試験を探している
- 色覚の多様性について学びたい
どちらが「上」ということはなく、目的によって選ぶ試験が変わります。「色彩を体系的に学びたい」なら3級、「UDの知識を得たい」ならUC級が出発点として適しています。
3級とUC級の併願はアリ?
十分アリです。 試験時間が重ならないよう設計されているため、同じ日に両方受験できます。
ただし注意点もあります。
- 2つ分の公式テキスト・過去問が必要になる
- 慣用色名など3級特有の暗記範囲がある
- UC級は市販の参考書が少なく、公式テキスト中心の対策になる
勉強時間の目安は3級が15〜30時間、UC級が10〜20時間程度です。合計30〜50時間を確保できれば、両方同時合格を目指せます。色彩検定3級の勉強スケジュールについてはこちらの記事も参考にしてみてください。


まとめ
色彩検定を基礎から学びたいなら3級、ユニバーサルデザインに関心があるならUC級が向いています。どちらも年2回・独学で合格を狙える試験です。併願も可能なので、目的が重なる方は両方チャレンジしてみるのもよい選択です。まずは「自分が色彩を学ぶ目的は何か」を整理してから、どちらを受けるか決めてみてください。








